夏期修練会 レポート

夏期修練会 レポート

                        大阪賛助会 青年会

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入会して4年が経つが、多武峰夏期修練会には連続して参加している。そして今回も、この一年間に貯めたストレスを抱えたままで会場へと向かったが、今年ほど、初日と最終日で気持ちに大きな変化を感じたことはなかった。
それは一つには、事務局付という裏方の仕事に就いたことに因る。尤も昨年も事務局のお手伝いをさせてもらってはいたが、お客様扱いで気楽なものだった。しかし今回のように裏方の仕事に就いたことで、「自分の事は捨てて、参加者のことを一番に考え、どうすればその方々に快適に過ごしてもらえるか?」という事務局の想いが伝わってくるし、その煩雑な仕事内容を目の当たりにすると、籠を担ぐ人や草鞋を編む人が居なくては、修練会そのものが成り立たないことを痛感したからである。
実は会員となってからは、日頃の生活や仕事に於いて何か事が起こると、その度に「この状況に人生の第一義的目的に沿って対処するには?」を一応は念頭に置き、時には相手の事情も考えずに強引とも思えるくらいに自分の考えを押し通してきたが、裏方の仕事をしているうちに、幾ら第一義的な生き方に徹するにしても、それが強引一辺倒であってはいけないと気づくことができたから、裏方の仕事に就けたことは何よりだったと思っている。
 
そしてもう一つは次のような理由による。
つまり、今回の控室は補導付と全国の青年会代表で構成された7人部屋だったのだが、全員が慣れない仕事に緊張している為か、「これは君へのアドバイス」と称して、ピリ辛意見を口にする者も居れば、数時間経過しないと気が付かない薄口醤油のような意見を口にする者も居るといった具合で、初日は身勝手な意見が飛びかう状況だった。しかし、二日目の昼食時の後からはこのような部屋の空気が一変した。それは私に限らず、他のメンバーもが二日目と三日目の真理瞑想で目が覚めたからである。
先ず二日目の「無限の命」と「無限の力」の二つの真理瞑想で心に突き刺さったのは、宇宙霊とは無限に拡がる“心”そのものであり、それが“命”と“力”となって進化を現実化しているという真理であった。しかも、これらと全く同じものが人間にも生まれつき備わっていると聴くと、それを活かして生きるのが人間の使命だと改めて確信することができたし、今まではもう一つピンと来なかった「自分を大事にする」ということの本当の意味を自覚することができた。
そして、三日目の「霊智で拓く」と「霊性で拓く」では、自分の中にある“命の力”を発揮するには、自分の思考と感情を宇宙霊の“心”と同じにする以外に方法がないことがよく理解できたばかりか、特に感謝と歓喜の感情がどれほど重要であるかも分かった。
それにしても、今回の四つの真理瞑想には筋道が通っていて、しかも教えの核心を突いていたから、恐らく参加された人は頭の中が整理できたのではないかと思うし、私自身も「ああ、これが真理瞑想か」という想いを初めて抱くことができたのは最大の収穫であった。
 
又これとは別に、感銘を覚えたのは、昨年に続いての三人の講師(小野、御橋、今川)の方々の連携であった。だから昨年の最終日と今年の初日がまるで連続しているような錯覚にさえも陥ったくらいで、恐らくは来年の初日にも「やはり去年と繋がっていた」と感じるに違いないと思う。
それと同時に、事務方として感じたのはホテルの心温まる接客態度である。聞くところによれば、修練会をホテルの一年間の事業計画の中心に置いておられるようで、まさか天風会がこのような扱いを受けているとは想像もしなかったが、これこそが公益財団の面目躍如そのものだと思った。
だから今年は、22年間連続で、しかも貸し切りでお借りしていることへの感謝の意を込めて、ホテルに会からの感謝状を受け取って戴いたが、室内に及ばず戸外修練に於けるホテル側のきめ細かな気配りを見ていると、それは当然のことであると感じた。
 
私は四十代前半を迎え、今が仕事や子育ての真っ直中で、日々の生活と天風教義をリンクさせながら生きているが、それには先ず講習会で教えをしっかりと掴むことが何よりも必要だと思っている。そうでないと、今年のように内容の濃い真理瞑想を聴いても、何の意味ないと考えるからで、だから出来る限り講習会には参加するようにしているし、「この演題ならもう分かっている、前にも聞いたな」などと自分勝手な判断はせず、「今日は何か違う発見はないのかな」という期待をもって講習を聴くようにしている。
一年の総決算である多武峰修練会も終わり、自分にとってのまた新たな一年が始まった。
それでは全国の青壮年の皆さん、一年間できる限り講習会に行きましょう。そして来年の多武峰で是非お会いしましょう!
 

● 2025新春講演会
おかげさまで【大阪の会】は100周年を迎えました。
感謝の記念講演第2弾!新年にぜひ大阪へおこしください!

日 時 2025年1月18日(土)13:30〜16:00
場 所 TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋
(大阪市中央区南船場4−3−2 ヒューリック心斎橋)

講習名  2025新春講演会
 「カリアッパ師との対話」朗読と解説
     ~希望の言の葉~おおさかバージョン

講 師 堀田亜希子、村里泰由、吉田章人
参加料 (懇親会費込) 会員5,000円、会友・一般 6,000円
※お申込、詳細は上記トップ画面のリンクボタンよりお入りください。
お問合せ
大阪の会電話 080-9304-2366
メール tempukai.osaka@gmail.com
地図
TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋

● 日曜行修会
日 時   ○12月8日 9:30~12:00
会 場    高津宮 (大阪市中央区高津1-1-29)
大阪メトロ谷町線「谷町九丁目」駅 2番出口 徒歩5分

参加費    500円
地図
高津宮

● 講習会
日 時 2024年12月14日(土)14:00〜16:00
場 所 TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋
(大阪市中央区南船場4−3−2 ヒューリック心斎橋)

講習名 特別講演会「価値高く生きる3つの一如~」
講 師 川田清治
参加料 会員無料、会友・一般  無料
地図
TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋

● 日曜行修会
日 時   ○11月24日 9:30~12:00
会 場    高津宮 (大阪市中央区高津1-1-29)
大阪メトロ谷町線「谷町九丁目」駅 2番出口 徒歩5分

参加費    500円
地図
高津宮

● 講習会
日 時 2024年11月16日(土)14:00〜16:00
場 所 TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋
(大阪市中央区南船場4−3−2 ヒューリック心斎橋)

講習名 シリーズ講習会⑤クンバハカについて⑥それはそれ、これはこれ
講 師 今川得之亮
参加料 会員無料、会友・一般 4,000円
地図
TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋